リネン大戦モデルデニム

リネン素材の可能性に注目し新しいデニム生地を作りました。リネン100％の糸をインディゴロープ染色し、さらに力織機で織ることで耳付きのオリジナルデニムが完成しました。リネンのロープ染色自体が非常に難しく、難易度の高い技術になり、日本国内でも限られた工場のみが生産可能な生地です。

生地は光沢感があり、しなやかさの中に腰の有る風合いに仕上がっています。生地の重さは約12.5オンスと適度な厚みを持ち、リネンの特徴である水への強さが、洗濯に対する素材の耐性を増し、洗っては穿くを繰り返すデニムパンツに最適です。また、リネンに含まれるペクチンが汚れをつきにくくする効果を持ち、通気性が良く吸水性・吸湿性に優れることから汗をかいても肌に張り付かず、オールシーズン快適に過ごす事の出来るデニムに仕上がっております。

リネンは栽培過程で自然の降雨のみで成長することから灌漑施設が不要で、成長が早く二酸化炭素の吸収も多いので、非常に環境に優しい素材です。人類最古の繊維とも言われ、私たちにとって関わりの深い素材であるにも関わらず活用の幅が狭いことに着目し、オリジナルでデニム用の生地をつくりました。綿素材とは全く異なる素材の風合いを楽しんでいただきたいと思います。